【助産師になるには?】大学・専門学校の選び方と違いを現役助産師が解説

看護学生さんへ

助産師を目指すとき、多くの人が最初に迷うのが「大学と専門学校、どっちがいいの?」という進路の選択です。

私自身、助産師を目指していた頃、看護師と比較して情報が少なく、とても悩みました。この記事では、そんな悩みを持つ方に向けて、現役助産師の私が実体験をもとに、大学と専門学校の違いや選び方のポイントをわかりやすく解説します。


助産師になるまでのルート

助産師は国家資格です。なるためには、まず「看護師国家試験」に合格し、その後「助産師国家試験」にも合格する必要があります。

助産師になる主なルートは以下の2つです:

  • ルート①:看護師→助産師学校(1年)
  • ルート②:助産師資格まで取れる大学(統合カリキュラム)に進学する

どちらも最終的に同じ「助産師」になれますが、通る道が異なります。


大学と専門学校の違いを比較!

比較項目大学専門学校
修業年数4年3年(看護)+1年(助産)
学費やや高めやや安い
カリキュラム幅広く、研究や実習も多い実践的で即戦力重視
雰囲気自由・課題多め規律重視・厳しめなところも
取得資格看護師+助産師+保健師(場合による)看護師→助産師

選び方のポイント

① 将来どんな助産師になりたい?

  • 研究・教育にも関心がある → 大学向き
  • 現場で即戦力として働きたい → 専門学校向き

② 通学や生活スタイルは?

  • 自宅から通えるかどうか
  • 寮の有無やアルバイトとの両立

③ 国家試験の合格実績

各学校の合格率は大きな判断材料になります。資料請求やオープンキャンパスで必ずチェックを。


現役助産師からのアドバイス

私は大学4年間の中で、助産師・保健師・看護師の3つの資格を取得しました。統合カリキュラムの大学を選んだことで、効率よく複数の資格を取得でき、将来の選択肢も広がったと感じています。

また、4年間のカリキュラムの中で授業が組まれるため、追加の学費(入学金や授業料の追加請求)もかからず、経済的にも魅力的でした。

大学は自由度が高く、専門的な学びに加えて研究や保健指導にも触れられたことが、今の現場でも役立っています。一方で、より実践的な現場感覚を重視したい場合は、専門学校の方が合っている人もいると思います。

進路は「どちらが正解」ではなく、「自分に合っているか」が一番大事だと感じています。

よくある質問Q&A

Q. 高卒から助産師になれますか? → はい、なれます。まず看護学校や看護大学に進学し、看護師資格を取得することが最初のステップです。

Q. 大学卒→助産師学校も可能? → もちろん可能です。すでに看護師資格があれば、1年制の助産師学校に進学できます。

Q. 男性は助産師になれる? → 日本では現在、助産師は女性に限られています(法律上)。ただし、分娩以外の母性看護分野で活躍する男性看護師は増えています。


まとめ

助産師になる道は1つではありません。大学にも専門学校にも、それぞれメリットとデメリットがあります。大切なのは、自分がどんな助産師になりたいのか、どんな環境で学びたいのかを見極めることです。

私の大学生活の様子や国家試験勉強の様子などは、YouTubeでご覧いただけます。

大学4年間の日常や国試勉強に追われる日々の様子が分かると思います。(笑)

迷っている方は、ぜひオープンキャンパスや現役の助産師に相談してみてくださいね!

コメント欄などでも質問や相談など受け付けています。気軽にお問い合わせください📩

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